1.モバイル(HP iPAQ212)こそBluetooth活用を
モバイルプレイヤーでの音楽・動画使用について
PocketPCはダサい!!?? それに、やっぱりコードは・・・・
PocketPCを購入して、もっぱら仕事のスケジュール、メール、アドレス帳の利用がメインであるが、
もうひとつ重要な機能がある。それは、マルチメディアプレーヤーとしての活用だ。
通勤時、外出時にiPod・ウォークマン・MP3プレイヤーなどにヘッドフォンをつなぎ、歩いて行く姿は、若者だけでなく、
かなり年季の入った実年・壮年などの方にも多く見受けられる。端末が小さくなり、ユビキタスは、ファッショナブルでもある。
ところが、PocketPCは、iPodや他のデジタルオーディオと比べて多機能な面、サイズが大きい。重装備である。洋服のポケットに入れ、ファッショナブルに装備できない。
また関連して問題になるのは、やはりヘッドフォンから出てくるコードである。iPAQにヘッドフォンを装備すると、カセットテープのハンディステレオの時代に逆行してしまう。
Bluetoothワイヤレスでの音楽鑑賞ついて
このコード、長年切り離せないと思っていたが、最近では、Bluetoothを利用したワイヤレスヘッドフォン
なる商品が少しずつ普及して、ヘッドフォンコードレスの快適な音楽ライフを実現できるようになっている。
実際使用してみると、快適そのもの!
実際にワイヤレスを経験してしますとコード付きには戻れないくらいの、快適さが味わえる。コードが絡まる、コードに引っ張られてプレーヤー
本体を落とすなどのわずらわしさから解消される。リモコン対応(AVRCP)のヘッドフォンと組み合わせれば、本体をカバンに入れっぱなしで使用することもできる。
音質の決め手、A2DPの実力は?
A2DPサポートからの音質は、無音時にノイズが発生するもの、曲が再生されれば全く気にならない。
一般的なレベルで実用性十分と考えてよいのではないだろうか。
ピュアオーディオ20年以上、かなりのオーディオ機器にはかなりのお金を費やした自称マニアであるが、
視聴的に、ソースの良し悪しで音質が左右されることが明らかに認められる。すなわちA2DPは実用的レベルに成長していると評価する。
このことも含めて、海外でのBluetooth Audioの普及がこれを物語っている。
快適さの極みはAVRCP
特にヘッドフォンにリモコンが付いている場合、カバンにしまいこんだ本体を取り出し
曲を変えたりする操作が一切ないため、かなり便利だ。
今回は、A2DP,およびAVCPのプロトコルをサポートしているモバイル機器として、WindosMobile搭載のHP iPAQの2機種について
レポートする。
PocketPCのソフトとしてCorePlayer WindowsMediaPlayer(WMP),とヘッドフォンは、Bluetooth搭載のJabra、Sony製の製品、オーディオとしてBluetoothの可能性をひろげる、Parrot製スピーカー(Boombox)
について使用感を報告することにした。
HP iPAQ bluetoothでデジタルオーディオを検証する
2.Bluetoothヘッドフォン活用
Jabra BT 620s 使用感
この製品について、製品発売されて年月がたっていること、製品情報・レヴューなどがかなり多いため、個人的
使用感を中心に感想を述べることにする。
音質であるが、このヘッドフォンは、中高音の解像度、繊細な響きに、低音がバランスよく味付けされている。
オープンダイナミック型であるので外からの音が聞こえる構造なため、低音の響きは特に重要だ。
駅のホーム、通行量の多い道路、自動車・列車の中では、周波数の低い音がヘッドフォンごしに聞こえるため、
実際これらの場所では不足に陥ることが多いが、BT 620sであれば多少低音をブーストしてやれば外でも十分だ。
静かな部屋の中では、中高音の繊細な響きと強調しない程度の高音のハリが、疲れない音質につながっている。
逆にドラム・パッカーションなど鋭い切れ味を再生要求する音の作りではないことが、質の高さを感じさせる。
BT 620sの耳にかけるネック型は、長時間装着しても、耳が痛くなることはない。
個人差はあるだろうが、新幹線の中で、3から4時間程度連続で使用しても問題なかった。このネック型はデザイン的に
評価が分かれるところであるが、人間工学的に耳が痛くならない設計であることも含めて、幅広く高い評価がされている。
Bluetooth特有の音切れであるが、iPAQ2490bで場所によって多少発生する程度、iPAQ212では、Bluetoothの
バージョンがアップしているせいか、私の環境では、外でも部屋でも、ほぼ皆無である。
これも、Bluetooth v2.0 +EDR の情報伝送量の違いからなのだろうか?
実際の使用として、気になる点は、左右のボタンがやわらかいこと、無意識にカバンに放り込んでおくと、
ボタンが押されたままになって、ペアリングモードに入ってしまう。いったんペアリングにはいると、
端末の機器から再設定しなければならなくなるので注意が必要。また使用中は、左右の丸いLEDが点滅するのだが、
これをOFFにすることができるが、この設定を保持できない。LED点滅が気になる場合は、多少面倒だ。
Window Media Player(WMP)、Coreplayerでの使用
音質的に、これらのソフトでの違いが認められない。
ただし、設定に関して、Coreplayerにはイコライザ機能があり、さらに高音ブースト、低音ブースト、アンプ内蔵など各種音質に関して設定できることが優位となる。
しかし、このアンプやイコライザを使用するとは音質の低下を招くことにつながるので、なるべくなら使用したくない。
BT 620sについては、音量が上げられないとの評価があるが、Coreplayer使用時にはこれを感じたが、Coreplayer
の設定でシステムボリュームを使用することにより音量不足が発生することはないと考える。
WMPではシステムボリューム使用のせいか、このような音量不足が感じられることはなかった。
SONY DT-BT21G 使用感
SONY製ということもあり、製品にかなりの期待をしたのだが、音質は一昔前の小型のダイナミックヘッドフォンであった。
中・高音は地味すぎず、派手すぎずポップスにフィットする調整がされている。低音はほとんど、圧力を感じない。
装着感は、非常に軽いつくりも相まって軽快そのもの。運動しても落ちない、外から見ても目立たない、
リモコンについても上下(曲送り・戻し)+ Push(一時停止・再生)のボタンは非常に利用しやすい。
また、持ち歩きのことも考えて、ネックリングのセンターから折りたためる構造であるため、カバンの中にしまうことを 前提に設計されている。
また、電源ボタンスイッチも本体からへこませてあるので、カバンの中で押され、スイッチが
入ってしまうということも少ない。
通勤利用や外に持ち出す利用関しては、優秀である。
これだけの利用しやすさがあるにもかかわらず、もう少し音の作りをこだわってほしかった。
音楽がやせてしまうような
低音不足とかなり薄めのイヤーパッドの装着感は、チープなイメージを与えてしまうのではないか。
フィット感は、軽快なのだが、長時間の使用では、耳が痛くなる。
このあたり、ネック型の根本的問題ではないだろうか?
充電について、USB ミニB端子ではないので、専用のアダプタを必要とする。PCから充電できるほうが便利なことは、
お分かりいただけるであろう。
Window Media Player(WMP)、Coreplayerでの使用
このヘッドフォンには、音量不足は感じられない。
耳が痛くなるまで音量もあげられるし、ソフトの違いによる音質の差も無いように感じた。
3.Bluetooth 高音質ワイヤレススピーカー活用
Parrot Boombox 使用感
parrot社サイト(USA 英語) → こちら
Parrot社サイト内Boombox紹介(USA 英語)→ こちら
ピュアオーディオからデジタルオーディオへ
ピュアオーディオを出発点としていた筆者として、アンプ付きのスピーカーを購入することは無いと思っていたのがつい最近。
Parrot Boomboxは、Bluetoothの製品の可能性、またMP3、AAC等の圧縮音楽データの活用を図る目的で選択した。
手持ちのデータがたまる一方、LP・CD・MD等のディスクの保管場所・整理の問題などからもっぱら、モバイルで音楽を
外に持ち出すことが増えていることもあり、よりたくさんの曲を自由に選曲できる点でモバイル環境またはPCで高音質
再生ができないか?私にとっては自然の成り行きのような思える。
Parrot社Boomboxの仕様について、2.1デジタル Class-Dアンプということから、デジタルアンプであることは想像できる。
参考として、日本での販売会社の紹介文を
「2.1 ch 60W class-D アンプが3個のスピーカーを個別にドライブし、これにより最高の音質で音楽を再生する
ことを保証しています。デジタル技術はバックグラウンドノイズなしの最高の正確性を発揮し、一方で大音量時の歪をかなり低減します。
厚さ19mmの木製キャビネットは永久的なセミマット仕上げに磨き上げた黒色ラッカー塗装がしてありので、
音楽を再生するどんな空間にもフィットします」
との文言が。
魅惑的な紹介でもあったため、製品を購入するにいたった。
販売サイト(日本) → シーエフ・カンパニー株式会社
販売サイト内Parrot Boomboxページ → Parrot Boombox
Parrot Boombox ルックス&試聴
外観は、説明のとおりかなりのものだ。個人的にデザインも良好と感じる。
触ったときの質感も高い。
国産のスピーカーがうすいベニヤ板の貼り合わせが多い中、別格の雰囲気をしている。
さっそく、ペアリングを行い、iPAQ212から、Coreplayerで再生してみる。
デジタルらしく最適化された音質
まず中音がしっくりと、ボーカルがしっかり前に出てくる。
声を大切にしているようなチューニングは、大変聴きやすい。
外国製のスピーカーらしく中音がしっかりしている。
「ボーカルが前に出てこない、もこもこ響く」安物の国産のスピーカーとは、
まったく違う。
低音については、どっしり底のほうで響き、ソースによってはドーンとなるときは鳴り、伝わり方としてはかなり良い感じ。
音量を上げると、アンプの設定なのか、ウーハーのドライブの仕方がうまく演出されてくるような感じ。
アコースティックサウンドで比較しても切れがよく、ギターやチェンバロなどの響きは、するど過ぎず、適度に聡明に伝わってくる。
クラシック音楽の試聴では、オーケストラの弦楽器の美しいビブラート、オーボエのやわらかい音色が忠実に再現されている。
音量にあわせて、各スピーカーユニットが適切なドライブを行うような設定は、人工的に作り上げているような感じは少なく、
小さい音でもパンチがあり、中音楽器やボーカルが滑らかに前に出てくるので非常に聞きやすい。
Bluetoothノイズはデジタル処理で完全にかき消されてる。
まさにデジタルの相性を考え、完全にチューンされている。
外見のとおり、しっかりとしたエンクロージャー、質の高いラッカー仕上げなど外見に恥じない製品であることを報告する。
ソースの質を選べ
今回のParrot Boomboxの試聴は、iPAQ212を用いて評価している。
ソースとしては、MP3、AAC(ma4)、WMAなどをCoreplayer、WMPで両方で再生して比較した。ソフトのプレーヤーごとに音のつくりは感じられるが、好みの問題程度と感じる。
当たり前のことだが、ビットレートの低いもの、元の音源のソースの質の低いものは、そのとおりに忠実に再現されてしまう。
できるだけ、高音質でデータを保存することが大切である。
ロックの録音などやや歪がはいることにより、迫力の演出がおこなえるものはその通りに再現された。クリヤーな録音は
デジタルらしく清らかでコシのある響きがでてくる。音質的には、ミニコンポを超え、オーディオの音質になっていることを感じる。
デジタルアンプらしい発熱量の少なさ。
内蔵されるデジタルアンプは、オーディオで使われるA級・B級アンプなどとは異なる。D級と称されることが多いのだが、
D級アンプは、電力の効率の良さが特徴で、発熱量が少ないのも快適な要因の一つになる。配線をきにすることがなく
配置場所、取り回しの良さからどこにでも設置が可能。狭いスペースに置くとしても発熱量が多ければやはり考えるものだ。
発熱量の少ないこの製品、配置の自由度も良好、常時電源ONの状態で使用している。この点も使いやすいといえよう。
4.Bluetoothオーディオライフのまとめ
Bluetooth A2DPの実用性は十分
音楽鑑賞ということで、Audioの活用度合を考えると、再生回数が大きな因子であろう。
いくら立派なAudioセットを持っていても、週1回2時間程度鳴らすだけでは、活用度合いは低いといえるであろう。
毎日聴く、朝起きて聴く、寝る前に聴く、暇があれば鳴らしておく・・・
これくらい活用するならば、CDチェンジャーなどできるだけ多くのソースを用意して、
気ままに、ランダムに好きなように切り替えて再生することが醍醐味ではないだろうか?
あたかもTVリモコンのように、次から次へと自分気ままに、ソースを切り替えていく。
PocetPcでは、このような軽快な使い方が似合っているような感じだ。
特に、Coreplayerのように、MP3, MP2, AAC, MKA, WMA, Midi*, WAV, OGG, Speex, WAVPACK, TTA, FLAC, MPC, AMR, ADPCM, ALaw, MuLaw, G.729, GSMと多くのAudioファイルを
再生することができ、曲の選択も容易。
イコライザー付きのユーザーライクプレーヤーこそ、
ファイルをSD、CompactFlashなどに放り込んで、上記のような再生が楽しもう。
ピュアオーディオで考えるとイコライザーは邪道との意見もあるが、
音質もParrot Boomboxのような、デジタルチューンされたものであれば、幅広い再生が可能なことが分かった。
Bluetooth AVRCP リモコンの快適性は非常に便利
Bluetoothのもう一つのPointであるAVRCPであるが、ヘッドフォンでは予想以上に快適さを与えてくれる。
長時間の新幹線、満員列車の通勤、荷物や人などで手足がふさがっているとき、ヘッドフォンで曲の切り替え、停止、再生などが
コントロールできるのは大変ありがたい。
コードが絡まることもなく、本体は安心してカバンの中に放り込んでおけることは、持ち運びを
前提にしているデジタルオーディオプレイヤーにとってありがたい。
現時点(2008年10月現在)では、Windows MediaPlayer、Coreplayer1.2.5以上でないと使用できないのが難点だが、
他のマルチメディアプレイヤーでもサポートされることを期待したい。
Bluetooth課題は、音楽ソースの質、固有のノイズ、音飛び
筆者は、システムを生業にしているため、データの圧縮はごく当たり前のことであり、無駄の多いデータだからこそ
圧縮する意味があることも理解しているつもりだ。
CDに比べデータ圧縮が施されているため、音の密度が薄くなっているような聴感になるのは、いたしかたない。
圧縮して元の波形を再現することが、重要なテーマであることもわかるのだが、そもそも人間の耳の形、
鼓膜の振動など全く同じになることが無い中、元の音源の波形を厳密に再現する意味はあるのだろうか?
そのように考えてしまっても、実際聞こえる音は薄いのだからどうしようもない。
いずれにしても、音質はソースの質が大きなファクターであり、Bluetoothの「サー」というノイズも気になるところである。
年月が経過するとこの点は大きく改善されることを期待したい。
音飛びであるが、ヘッドフォンとの相性も大きい。
今回評価の、Jabra BT 620s,SONY DT-BT21Gについては、音飛びの非常に少ないものであると思われる。
過去に他のBluetooth ヘッドフォンを使用したがよく音飛びが
発生していた。また、Bluetooth v2.0 以上になるとこの点が大きく改善されていることが実感される。
音飛びは、過去のものとなる日も遠くないだろう。
日進月歩のデジタルオーディオ技術は、今までにない、音場を提供し、音楽を身近に楽くさせる。
プログラミングが技術的に発展する中、ソフトウェアのデジタル処理技術の向上を実感させられる。
アンプは、効率のよいデジタルアンプ、これはまさにデジタル処理の何物でもない。
また、MP3,AAC,WMA,WMVなど
MPEG4を中心に動画・音楽が圧縮技術で勝負するソフトウェアの競争が企業間でで繰り広げられてることも、デジタルオーディオの
発展の基盤であろう。
デジタル音響技術は、スピーカーの考え方を本質的に変えてしまう可能性もある。
こちらは、 SRS WOW HDドライバの項目を参考にしてほしい。
ソースの原音忠実な再生とは別に、音場の臨場感・楽しさをリアルに追求する。それは楽しく、エキサイティングな気分にさせる。
アナログの良さを認めることで、アナログのよさを盛り込んだデジタル技術を発展させる。
将来アナログを超えたものが出来上がってほしいと思っている。
モバイルコンテンツ Homeへ戻る
Homeへ戻る
レアスタイル キャリアップ コミュニティ活動のページはこちらをご覧ください。
|